hpgrp GALLERY TOKYOで開催中の「一品更屋展」で開かれた茶会の第2弾。 茶人松村宗亮さんによるもので、斬新でモダンにみえるその中には、茶の湯の古典的手法がちりばめられています。 夕暮れに行われる夜咄の茶事のように、和蝋燭などを会場のあちこちに配し、照明を落とした中でのお点前。 目から入る情報を制限したことで、かえって茶の香りが引き立ったり、味や音にも敏感になり、いつもと違う作品の見え方もあるというものです。 京都には、醒ヶ井 利休井戸といった名水が取れる場があるそうですが、この日は目黒不動で汲んだご神水を使ってのお点前「名水点」。 今回、「一品更屋展」のイメージフォトに使われた甲冑のような水指は箕浦徹哉さんのもの。 その中の一つを使い、注連縄と御幣をかけ、ご神水の恭しさを。 茶杓は秋濱克大さん。茶入れと茶碗は大中和典さん。 「まさか、お菓子が盛られることになるとは思わなかったでしょう」と松村さんがいうように、菓子器に見立てられたのは熊谷峻さんのオブジェ。 そこに、蝋燭の灯りがモチーフとなった、レモン風味の和菓子が盛られました。 坂本紫穂さんがつくった「灯り」という銘の生菓子。 いつもながら、驚きと新しさに満ちた茶事、お見事! 小堀さん、松村さん両名の茶事を見させていただきましたが、山本真寿美さんの紅茶茶会は残念ながら参加できなかったのが残念です。 今週開催されるトークイベントがあります! ■7月20日(土)トークイベント「茶湯はコンセプチュアルアートの未来か?」 スピーカー:川久保ジョイ、松村宗亮、一品更屋、花房太一 時間:19:30~21:00 会場:hpgrp GALLERY TOKYO 参加ご希望の方はメール( art@hpgrp.com )にて事前にお申し込みください。 ご訪問 ありがとうございます ![]() にほんブログ村 |
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