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zoom RSS 「井戸茶碗」の魅力を探る、麗香茶課特別講座

<<   作成日時 : 2017/09/03 21:03   >>

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吹く風にも秋を感じ、虫の音集く季節となりました。

先月、麗香茶課主催による夏休み特別講座『井戸茶碗の魅力から探る、日本人の美意識 〜心に響く茶のうつわとは〜』が行われました。

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井戸茶碗の陶芸家であり、朝鮮陶磁の研究者でもある丸山陶李先生にお会いし、うつわの魅力に触れたことがきっかけとなり、「和の茶だけではなく、中国茶愛好家の皆様にも井戸茶碗の魅力を語っていただきたい」と考えたのが始まりでした。

講座内容は、「高麗茶碗とは」「井戸茶碗とは」「井戸茶碗の種類」「井戸茶碗の特徴・見所」「井戸茶碗の特徴から探る日本人の美意識」「井戸茶碗の故郷、古窯址探訪と陶片」「井戸茶碗と対峙して」という流れに沿って進められました。

井戸茶碗の特徴や見所などを初心者にもわかりやすく解説してくださっただけでなく、限られた時間の中で、これまで研究された井戸茶碗に関する見解や、ご自身が丹精込めてつくられた作品をお持ち込み下さり、“生きた”井戸茶碗を見せてくださいました。


正直なところ、中国茶と井戸茶碗の接点をどこに求めたらいいのか? 中国茶愛好家は井戸茶碗に興味を抱いてくれるだろうか? という不安はありましたが、参加者の方々が丸山先生のお話に耳を傾け、
美術展や茶道の茶席などで井戸茶碗に触れる機会のある参加者の方々からも、
「これまで、感覚だけで拝見していた井戸茶碗について、見所や他のものとの違いを改めて理解することができました」といった感想をいただきました。

今回、個人的に特に印象に残った内容があります。

まず、井戸茶碗の特徴である「梅花皮(カイラギ)」は、不純物の多い釉薬の成せる技であるということ。
また、女性がロクロを挽いていた事実があるということ。
そして、柳宗悦が「井戸茶碗は雑器である」と『茶と美』の中で書いてしまったが故、常識として受け入れられてしまいましたが、実際は、粗質白磁両班( ヤンバン/リャンバン=高麗、李氏朝鮮王朝時代の官僚機構・支配機構を担った支配階級の身分のこと)が使うものであったであろうという点。
いずれの内容も、その事実に行き着いた丸山先生の探究心に驚きます。

すべてに当てはまる形式ではないにしても、井戸茶碗を井戸茶碗たらしめているのが、高台脇を大きく削る「脇取り」であるとすれば、日本人を日本人たらしめているのが、「井戸茶碗の美」を受け入れることができる感性そのもの、と言えるのではないでしょうか。

このたびの講師をお引き受けくださいました丸山陶李先生に心より感謝いたします。
ご参加いただいたたくさんの皆様に御礼を申し上げますと共に、
麗香茶課の富田様、加藤さま、裏方をお手伝いくださいましたSさん、Hさん、Aさんにも深く御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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こちらは前回、ひと目惚れをして、お譲りいただいた井戸盃。

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<茶譜>
曼瀾古樹茶2014
東方美人2015
お菓子  赤坂塩野 秋桜/梢の露/五十鈴川/河太郎(写真 上)



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