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zoom RSS 井戸茶碗のこと

<<   作成日時 : 2017/07/16 10:42   >>

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今年は「茶の湯」展をはじめとして、茶道具の名品に触れる機会をもったこともあり、
自分の中で、これまで、茶の湯の“名品”のひとつであった、井戸茶碗が気になっていました。

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Rさんの介して、お会いしたことがあった丸山陶李先生は、ご自身の井戸茶碗を、全身全霊で真摯に模索なさっている陶芸家です。

今回、井戸茶碗に関するお話を伺いたいという我儘なお願いを聞き入れてくださり、丸山先生の工房に伺うことができました。

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「井戸茶碗を知るには、その器に触れることから」という丸山先生のお考えもあったのでしょう。
講義だけでなく、ご自身所有の井戸茶碗を使ってお茶をいただくというかたちで、とても贅沢なおもてなし。
透け感が美しい白地のお着物で、まず、金箔入りの白ワインをちろりですすめてくださいました。

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「天下三井戸」と称されてきた大井戸茶碗“細川”に寸法もぴったりだという井戸茶碗を使って、Mさんがお濃茶の点前を。
お持ちになった、韓国の墨入れだという真鍮の金平糖入れがあまりに可愛くて…萌えました。

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丸山先生は、慶尚南道を初めとして、かつて井戸茶碗が作られた現地の土や釉薬、ひいては炎にとことんこだわる現場主義の方。
何度も現地に足を運び、いまでは韓国本土からコンテストの審査員を依頼されるなど、井戸茶碗に関わる日本陶芸家の第一人者です。

先生の専門分野は「粉青沙器」や「高麗茶碗」で、そのひとつが井戸茶碗。

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こちらは枇杷色がとても美しい茶碗。

一般的に井戸茶碗の条件はいくつかありますが、まず井戸茶碗の枇杷色を決定づけている枇杷色の土(カオリン)。粗質な白磁のため、ざっくりとした土味を呈します。

さらに、高く削られた竹節高台、胴部の轆轤目、梅花皮(かいらぎ)などなど、お話を伺ううち、そういった条件だけに捕われることなく、井戸茶碗の魅力はさらに広く捉まえなければいけません。

ちなみに「青井戸茶碗」は、青みがかっていると解説しているものも多いのですが、色よりも形による名称なのだと初めて知りました。

先生は、素材や作陶方法など本家の高麗茶碗を正確に再現することを追い続けながらも、単なる井戸茶碗の模倣ではなく、たったひとつの、彼女自身の井戸茶碗を追い求めているのだと、強く感じずにはいられませんでした。

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この日の帰り道、東京までの電車の中から見えた、あまりに強く美しい夕陽を眺めながら、
丸山先生の熱い情熱と重なるものを感じながら、井戸茶碗についての興味がさらに高まりました。

*****

来る8/26(土)、丸山先生を講師にお招きし、麗香茶課主催の夏休み特別講座を開講いたします。

井戸茶碗はもちろん、うつわや焼き物を難しく捉えるのではなく、初心者にはやさしく、中級者も興味深く聴ける、貴重な講座です。
丸山先生の、ちらりとのぞくお茶目な語り口に触れることもできるかも…

中国茶に関わらず、茶道をはじめとした日本茶全般を学ばれる方々、必見です!

会員以外の方のご参加も本日16日から受け付けていますので、ぜひ、ふるってご参加ください。

『井戸茶碗講座」』のお申し込み、お問い合わせについて⇒★★★

同時開催『茶道具フリーマーケット』⇒★★★

丸山陶李先生のブログ⇒「夢は枯野を」はこちら⇒



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